空室対策

現在賃貸が供給過多の時代に突入してきました。新築物件でも即満室にならなくなってきている今日で、築年数が経っている物件はその為に何をしたら有効かを以下に記載します。
但し、一つ一つの物件には個性がありますので、短所を補うより長所を伸ばした方が有効な事もあります。第三者の目でご自身の物件の長所、短所を指摘してもらう事も大事になってきます。
短所を補う有効な手段
現在ペットの需要が伸びている為、必然的に集客力が上がります。但しペットを飼う事で、退室後のリフォーム代が大目に掛かるケースもある為、敷金を通常より1ヶ月多く払って頂き、別途「ペットの飼育規約」を取り交わすことにより、退去後の精算トラブルが少なくなります。
また、契約時に写真を頂きペットを限定することも大事になります。
今までの賃貸住宅のほとんどが敷地目一杯に建てている為、バイク(自転車)置場がございません。その為バイク(自転車)置場を作る事によって、物件の個性を上げ、集客力を上げる事が出来ます。
但し、バイク置場を作られる場合は、防音設備の設置や夜中の出入りを制限するなどの注意が必要です。
現在、お客様の9割以上が洋室を希望されています。
したがって、和室を洋室に変更するだけで入居率が大幅に改善されます。
また、和室ですと退室のたびに畳の表替え(原則、家主負担)が必要になり、費用が掛かりますが、洋室ですとルームクリーニング(原則、借主負担)で済みますので費用が掛からない利点があります。
リフォームの費用ですが、フローリングは高級感がありますが、少し値段が張ります。フローリング調のクッションフロアを使えば、工事費もかなり抑えることが出来ますので、物件により使い分けます。
1月~3月(繁忙期)以外にお部屋が空いた場合に、特に1人用のお部屋がなかなか決まりません。
この場に家賃を下げる方法や、内装リフォームをする方法もございますが、礼金や敷金を期間限定で下げる方法が1番効果的であり、短期間で決まっていきます。
物件によっては、閑散期でも下げる必要のない物件もございますので、見極めが必要になってきます。
特に女性はバス・トイレ別を希望されます。ゆっくりお風呂に浸かり、1日の疲れを癒したいそんな人が増えています。
バス・トイレ別にすると、家賃のアップがみこめますが、工事代がそれなりに掛かりますので、収支計算をしっかりするようにしましょう。
電気コンロは料理がしにくい為、ガスコンロを希望される方が増加してきております。
電気コンロをガスコンロに変更することにより、女性の入居者を取り込みやすくなります。
洗濯機の寿命や洗濯機の外装の汚れ自体を気になされるお客様も多くいらっしゃいますので、室内に洗濯機置場を設置されるのがお客様のニーズに応える事が出来ます。
しかし場所の問題で室内に設置できない場合、自己物件がバルコニー置きでしたら、バルコニーをサンルームにリフォームされる方法もありますし、洗濯機を雨に濡れない様に天井を作るのも手です。
その部屋を借りるであろう人(年代)を想定して、その部屋の特徴を活かすリフォームと飾り付けをして、借りたいと思う部屋にする。
場合により、カーテンや電気照明等々の住宅に必要な設備器具や家具を付けて、そのまま住める雰囲気を作る。
・ ゴミ置場を設置する。
・ 共有部分の定期清掃。
・ インターネット環境を整える。
・ ターゲットと決めた人に対して、心を打つ呼びかけを、インターネットや情報誌等々の広告で呼び寄せる。
その他にも物件ごとに、さまざまな方法や見せ方がございますが、いかに少ない費用で大きな効果を生むかを見極めることが必要になります。いわゆる「費用対効果」が大事なのです。
空室対策について記載しております。
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