騒音トラブルについて

騒音について

賃貸トラブルの中で特に対応が難しいのが騒音です。

音は「人によって感じ方が違う」ので厄介です。「騒音」なのか「生活音」なのかを、客観的に中立的な立場で判断する人が必要になってきます。アパート・マンションは共同住宅であるので、ある程度の生活音はするという事を、入居者全員に理解してもらうことが解決策の第一歩になります。また、「木造」「鉄骨造」「鉄筋コンクリート造」等の構造によっても、音の伝わり方に違いがあることも考慮しなければなりません。

それぞれの構造に対して音を遮断できる限界がありますので、音に敏感な人は、遮音性の高い物件に住んでもらうことも必要です。原則的に、「鉄筋コンクリート造」「鉄骨造」「木造」の順に遮音性が高く、築年数が新しいほど防音材の性能が良くなっており遮音性が高くなります。

騒音の問題で判断が難しいのは、どの程度の音からが騒音になるのかという明確な線引きが無いことにあります。音を出している方は「生活音」だと言い、被害者は「騒音」だと言う場合が多く、問題が平行線を辿ってしまいます。感情論になっていることも多く、問題解決は簡単ではありませんが、1度の対応で解決しようとせず粘り強い対応をしていく事で解決に繋げていきます。

騒音対応の注意事項

騒音問題が発生した場合、まず被害者から状況をヒアリングしますが、出来る限り細かく状況を確認する事がポイントです。

「いつからその音に気が付いたのか」「どういった音なのか」「何時から何時まで」「毎日なのか特定の日なのか」「何処からなのか」等を聞きます。音の発信元特定は意外に難しく、詳細をよく聞かずに、誤って当事者でない入居者に注意をしてしまうと、よりトラブルを大きくしてしまう可能性があります。

被害者の意見を鵜呑みにして、騒音を出している人が「悪者」だと先入観を持たずに対応することが大切です。よく話を聞いて確認してみたら、生活音レベルしか音が出ておらず「被害者の方が神経質過ぎた」という場合もよくあります。

状況に応じてですが、他の部屋の入居者からもヒアリングをして、騒音があるかを確認調査していく場合もあります。騒音と決め付けて話をしてしまうのは、間違っていた時に大きなトラブルに発展してしまいますので、特に気を付けて下さい。

足音の対処法

共同住宅であれば、上階からの足音はしますので「生活音」としてある程度は許容してもらう必要があります。しかし、深夜時間帯や生活音以上の足音については騒音になります。足音は「生活音」と「騒音」との見極めが難しいので、騒音と断定せずに一旦遅い時間帯は特に気を付けるように伝えていきます。

被害者への報告ですが「遅い時間帯の足音は特に注意した」ことを伝えるのと合わせて「共同住宅なので、生活音の足音は多少しますので」という事を付け加えるのがポイントです。足音トラブルの場合は、被害者が音に過敏な場合が多いからです。

洗濯機音の対処法

洗濯機の騒音については、古い物件だと振動を伴う場合があり、特に深夜帯に使用されると気になる入居者は多いと思います。対処法としては、遅い時間の使用は控えてもらう為、時間制限をする事です。制限時間帯については、入居者各々の生活様式をよく聞いて無理のない調整をするのがポイントです。

また、市販の洗濯機専用防音ゴム(1,000円位~)が有りますので、ご使用頂くのも効果的です。

友人と騒いだ騒音の対処法

友人を呼んで騒いでしまい、回りに迷惑をかけてしまう方がいます。電話で注意して対応しますが直らない場合は、保証人又は緊急連絡先に連絡を取り、注意してもらうようにすると効果的です。(特に親だと効果大です。)それでも直らない場合は、被害者に協力して頂き、騒音を出している時に警察に通報して頂きます。

ここまでして直らなければ、騒音を理由に退去して頂くしかありません。しかし実際は、家賃滞納以外の追い出しは簡単ではありませんが「警察を呼ぶ程迷惑を掛けている」という既成事実を作っておくことで、有利に話が進められます。

騒音の対応策

  • 対応策①:騒音は被害者が過敏過ぎる場合も多いので、先入観を持たないで話す
  • 対応策②:保証人(親)から注意してもらう
  • 対応策③:防音ゴム等の音を軽減するものを提案する
  • 対応策④:状況によっては、警察に通報する