賃貸アパート経営でのゴミ置場トラブルと管理会社の対応方法

ゴミボックス

世田谷区の下北沢、三軒茶屋エリアは賃貸物件が多く、それに比例してゴミ問題も増加しています。賃貸アパートの入居者がゴミを出す集積所もゴミ出しのマナーの問題から、廃止となってきています。そのような状況になってくると、賃貸アパートごとにゴミ置き場を作らなければなりません。しかし、ゴミ置き場には意外と細かいルールがあり、自由に設置をすることができません。清掃事務所に対する届出や確認をする必要があります。また、ゴミボックスを設置した場合も、入居者以外の部外者が勝手にゴミを捨てに来ることもあるためゴミ置き場は設置したら終了ではなく、しっかりと管理していく必要があるでしょう。また賃貸経営の中でもトラブルになりやすいのがゴミ問題。正しくゴミ置き場を設置して、入居者に良い環境で長く住んでもらえる物件にしていきましょう。

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【目次】

  1. 賃貸アパートにゴミ置き場を設置するときの注意点
  2. 入居者にゴミ捨てのルールを説明する
  3. 入居者が退室するときのゴミ問題の注意点
  4. 実際にあったゴミ置き場設置の失敗例
  5. まとめ

1.賃貸アパートにゴミ置き場を設置するときの注意点

注意点

ゴミ置き場はどこにでも設置できる訳ではありません。ゴミ置き場を設置したのは良いですが、清掃事務所から回収NGが出ることがあります。正しい場所にゴミ置き場を設置し、後から問題の無いようにしましょう。

ゴミ置き場は清掃事務所の回収車が回収しやすいよう、全面道路に面した場所に設置する必要があります。ゴミ置き場は建物の景観にも影響する為、なるべく目立たない場所に設置したい気持ちになります。しかし、清掃事務所は敷地の奥や建物の裏などは回収してくれません。

清掃事務所は何十件とゴミを回収するにあたって、回収車とゴミ置き場の距離が離れてしまうと時間や負担が大きくなり、効率が悪くなるからです。

また、下北沢と三軒茶屋をつなぐ茶沢通りのように道路と建物の間に「歩道」がある場合、ゴミボックスは設置できません。ゴミ回収時に通行人にゴミが当たってトラブルになるケースや、通行の妨げになることから、ゴミネットを道路に面した歩道に設置することになります。※交通量によってはゴミボックスを設置できる場合もあります。

ゴミボックスを設置する場合は、ボックス設置の向きが問題になることがあります。清掃事務所としては、少しでも回収しやすいよう、ゴミボックスを道路正面に向けて設置することを求められます。

また、ゴミ置場を設置した場合、新たに発生する問題として外部からのゴミの廃棄があります。戸建てが多い住宅地ではあまり多くありませんが、下北沢や三軒茶屋のような都市部の賃貸物件が多いエリアは特に気をつけなければなりません。

居住者の入れ替わりが激しいため、マナーの低下が原因として挙げられます。対応としては、アパート専用ゴミ置き場と明記することやダミーでも良いので防犯カメラを設置すると抑止力の効果があります。

2.入居者にゴミ捨てのルールを説明する

意外と出来ていないのが入居者にゴミ捨てのルールをしっかりと説明する事です。大家さんやオーナーさんはゴミの捨て方が書いてある紙を渡して安心していませんか?ゴミの分別は地域によって違いがあります。入居者は様々な地域から引っ越してきます。

特に単身用物件は、初めての一人暮らしの方も多いのでファミリー物件よりもゴミ置場が荒れやすくなります。

本来、ゴミの捨て方は入居者それぞれのマナーの問題ですが、入居者に「知りませんでした」「聞いていませんでした」と言わせないためにも、しっかりと説明をすることが大事です。
その為にも正しいごみの捨て方ルールを「口頭」「紙面」「貼り紙」等で何度もお知らせして、これは大事なことだと認知してもらうことが大切です。

3.入居者が退室するときのゴミ問題の注意点

ゴミ問題が発生しやすいのが退室の時です。退去立会いに行くとゴミ置場に粗大ゴミが大量に出ていることはよくあるのではないでしょうか。ゴミ置場にそのままにしておけないので、一旦引き上げ、後日大家さんが出してあげるなんてこともよく聞きます。退去の時は入居者も大家さんもお互いにありがとうと言って終わりたいものですが、ゴミを残されては、なかなかそのような気持ちになれません。大家さんは粗大ゴミの出し方はご存知だと思いますが、そもそも粗大ゴミの出し方を知らない入居者もいます。当社では、退去の連絡が入ると必ずゴミについても説明をします。

①事前に清掃事務所に連絡をしなければならないこと。
②直ぐに取りに来てくれないので早めに予約すること。
③有料のゴミシールを貼らなければならないこと。

ここまでが手続きについてですが、もう一つポイントがあります。それは、退去立会い時にゴミが残っていたら、処分費が掛かりますと伝えます。業者に処分を依頼するのでお客様が清掃事務所に手配するより高額になることも伝えます。これらの説明をすることで、退去時にゴミを残されにくくなります。入居時も退去時もゴミの出し方を説明するようにしましょう。

4.実際にあったゴミ置き場設置の失敗例

新築でアパートを建てられたオーナー様が弊社にご来店されました。現地を確認したところ、なんとゴミ置き場がオートロックの中に設置されていました。これでは清掃事務所もゴミの回収はしてくれません。

ゴミ置き場のスペースが既に出来上がっていることから新たに作り直すことはできない状態です。そのため、費用をかけてゴミの収集日に合わせて定期清掃を入れることで、収集日の朝にゴミを集積所まで出してもらうことに致しました。

本来、建築会社がしっかりと調査をして建築しますので、このような問題が起こることは有り得ません。しかし、実際に起きてしまったことですので、オーナー様の方でも念のためご確認するとよいでしょう。

5.まとめ

物件に専用ゴミ置き場があることが当たり前になってきている現在では、しっかりとゴミ置き場を管理することが重要です。ほとんどの入居者は自分が分別していないゴミを出しても周りに気づかれていないと思っています。ゴミ置き場にはルールがあるという意識を与えることに効果がありますので、ゴミ置場と各入居者に「分別や曜日を守らない人がいたら連絡ください」という手紙も効果的です。それでも実際にゴミ問題が発生した場合は、誰が出したかを特定することです。ゴミの中から入居者を特定して、直接そのゴミをもって注意をすることも必要になりかねません。

たった一人がルールを破ることによって、ゴミ置場は荒れていき、それを放置すればますます解決に時間がかかります。入居時、退去時、早期対応がゴミ問題の解決ポイントです。
特にオーナー様が同じ敷地にお住まいでない場合、管理ができずにゴミ置き場が荒れやすくなります。そうすると入居者や近隣からのクレームにつながってしまいます。管理会社の定期清掃を利用することでゴミ置き場を清潔に保つことで入居募集や入居率の面でも入居者や入居希望者に安心してもらえ、賃貸経営の安定につながると考えます。

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著者名:高山 孝輝

【対応エリア】
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