【スマートメーター】に変更して大家さんの賃貸経営の安定を

スマートメーター

近年電力会社の競争を測るために電力が自由化になりました。実はこの電力自由化の動きは戸建だけでなく賃貸物件(アパート・マンション)にも影響があります。今までは東京電力が独占で電力を販売していましたが、ガス会社や一般企業による電力の販売が可能になったことで、企業間競争が図られ、様々なプランによる電気料金の値下げやそれに付随するポイント制度などが充実し、今後はより一層の電力自由化が進むと見られております。しかし、この電力自由化を伴う動きには『スマートメーター』と呼ばれる従来とは異なる電気メーターの導入をしなければなりません。賃貸のほうでも数は少ないですが、自分で選んだ電力会社に電気を切り替えしたいと申し出てくるお客様もいらっしゃいます。まだまだ賃貸市場では盛んでは有りませんが、今回は賃貸市場での電力自由化とスマートメーターに関してのお話を致します。

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【目次】

  1. 電力自由化と賃貸物件(アパート・マンション)への影響
  2. 賃貸物件(アパート・マンション)でスマートメーターを設置する
  3. まとめ

1.電力自由化と賃貸物件(アパート・マンション)への影響

電力自由化

電力販売の自由化を受けて、色々な企業が自由に電力を販売できるようになりましたが、この電力自由化はマンションやアパートでも個別に好きな企業と契約が出来るのか疑問があると思います。

これに関しては、戸建だけでは無く賃貸物件でも電力会社を選択することは可能です。賃貸物件でインターネットを引く場合、お部屋ごとに個別で好きなプロバイダーと契約してインターネットを利用しますが、電力も同じような感覚で選択できるようになりました。

その都度、入居者が電力会社を選択して契約をし、退去の際に解約をしていきます。入居者が東京電力以外を選択した場合、賃貸物件においても不便な点が出てきます。解約をするとブレーカーを上げても通電しなくなります。したがって、退去をした後のクリーニングや修繕時に電気が使えない状況になってしまいます。その場合はオーナー様のほうで、通電の復旧作業をしていただく手間が増えてしまいますので、この点は少し不便に感じてしまうかも知れません。

また全ての建物で電力が選べるわけではなく、高圧一括受電と呼ばれる電力受給方を利用している場合は自由に戸別に契約が出来ません。この高圧一括受電と呼ばれる方式は一部の高層マンションやタワーマンションなどで用いられることが多く、一括で高圧の電力を受電し、マンションの各世帯に電力を分配していきますので、戸別での自由な電力契約が出来ません。

2.賃貸物件(アパート・マンション)でスマートメーターを設置する

スマートメーター

入居者は家賃だけでなく、電気・ガス・水道などの光熱費も支払います。それゆえに光熱費が安くなれば、安定して長く済んでいただける可能性が高くなります。

しかし、好きな電力会社を選び利用する場合は従来のメーターからスマートメーターに変更しなければなりません。ではそのスマートメーターとはどんな物で、どうしたら設置できるのでしょうか。

従来のメーターは検針機がくるくると円を描いて中心を回っており、その上にある数字を検針しておりました。スマートメーターにはこのくるくると回る円は無く、デジタルの数字が表記されている黒いボックス状のものになります。

【スマートメーターの特徴】

①毎月の現地での検針業務が不要になります。データを自動的に送受信できますので、検針員による検針業務は不要になります。

②専用の器械を利用することで、お住まいの方が30分おきに電気の利用料が見えるようになります。これにより利用料金の増減に気付けるようになります。

このように、より簡単に検針できるようになり、また常に電気料金の確認が取れるようになりますので、国としてもこの電力自由化を推し量っておりますので、従来型のメーターからスマートメーターへの交換工事は基本的に無料とされております。

2020年までにほとんどのメーターをスマートメーターに変更するプロジェクトもあるそうなので、気になるオーナー様はスマートメーターへの交換工事を検討してみると良いかも知れません。

3.まとめ

電力自由化とスマートメーターに関して述べてまいりましたが、現状は高圧一括受電でない限りは、部屋ごとでの契約が可能なので、オーナーや管理会社への許可を取ること無く好きな電力会社と契約を結ぶことが出来るものとされております。

メーターに関しても国がプロジェクトとして進めているということで、交換費用がかからないこともあり、今後はスマートメーターへの変更が次第に増えてくるのではないでしょうか。

しかし、我々管理会社からすると退去後に一度通電をしなければお部屋の損耗確認がしづらいですし、電気系統での故障の有無も即座に確認することが出来ないので、今後はこの点が問題になってくるでしょう。

しかし、一度交換したメーターはそのままずっと使えますし、何より入居者の経済負担が多少なりとも軽減されるというメリットがありますので、入居期間が長くなる事が期待できます。賃貸経営安定の1つとしてスマートメーター導入をご検討してみて下さい。

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著者名:高山 孝輝

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