アパートの雑草クレームを防ぐには?共用部の手入れと対策

アパートの雑草クレームを防ぐには?共用部の手入れと対策

30秒でわかる本記事のまとめ
・アパートの共用部の雑草は、大家さん側が手入れする範囲
・クレームが来たら、現地の確認→除草の手配→入居者への連絡の順で動く
・放っておくと、内見の印象が悪くなり、虫や見た目への不満や退去、隣地への越境につながる
・繰り返さないための対策は、巡回で早めに見つける、草取りと除草剤を使い分ける、防草シートや砂利を敷く、任せる範囲を確かめるの4つ
・世田谷周辺のアパートの雑草対策や管理は、ハウスコレクションへお問い合わせください

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この記事の監修者

ホームメイトFC(有)ハウスコレクション
代表取締役石川 和寿

新築マンション販売や売買仲介、賃貸業と不動産の各分野で経験を積んだのち、有限会社ハウスコレクションを設立。以来20年以上にわたり、下北沢・三軒茶屋を拠点に、賃貸・賃貸管理・売買・相続相談まで不動産全般を手がける。
宅建協会 世田谷区支部 常任幹事や消費者保護推進委員長も務める。

■主な資格

宅地建物取引主任者/上級相続支援コンサルタント/賃貸不動産経営管理士/測量士補/日商簿記1級/少額短期保険募集人

※本記事は、ホームメイトFC(有)ハウスコレクション 代表取締役 石川 和寿が監修のもと制作しております。また、当サイトのコンテンツは有限会社ハウスコレクションのコンテンツ制作・編集ポリシーに沿って制作されています。

アパートの共用部に雑草が生えたままになっていると、入居者に「管理されていない」と思われ、退去の原因にもなります。

共用部の雑草は、大家さん側が手入れする範囲です。

この記事では、クレームが来たときの対応と、繰り返さないための対策を紹介します。

1. アパートの共用部の雑草は大家さんが手入れする範囲

アパートの雑草の手入れは、共用部は大家さん側、専用庭などは契約の特約で決める

アパートの廊下や駐輪場、建物のまわりなどの共用部は、貸主が管理する場所です。共用部の雑草を取るのも、大家さん側の範囲になります。

貸主には、賃貸物件の使用・収益に必要な修繕をする義務があります(民法606条)。共用部の手入れも、入居者が気持ちよく住める状態を保つための大切な仕事です。

一方で、1階の専用庭のように入居者だけが使う場所は、契約でどちらが手入れするかを決めている場合があります。契約書の特約を確認しておきましょう。

雑草は、生え始めの段階で気づけば、除草にかかる手間や費用を抑えやすくなります。当社が毎月行うアパートの巡回管理では、「雑草・苔等が生えていないか」をチェック項目に入れています。

2. 雑草のクレームが来たときの対応3つ

雑草のクレームが来たときの3つの手順(現地の確認・除草の手配・入居者への連絡)

入居者から雑草について連絡があったら、まず現地を確認し、除草を手配して、入居者に対応の予定を伝えます。この3つを早く進めることが、退去を防ぐコツです。

1. 現地の確認:どこに、どのくらい生えているか。虫が出ているか、通路や駐輪場をふさいでいないかを見る

2. 除草の手配:手作業か除草剤かを決めて、業者または自分で対応する日を決める

3. 入居者への連絡:「いつ、どのように対応するか」を伝える。すぐに作業できない場合も、予定を伝えておくと不満を抑えられる

管理を当社にお任せいただいている物件では、クレームの連絡窓口を当社に1本化しています。入居者からの連絡は当社が受け、緊急性の高いものはすぐに駆け付けて1次対応を行います。

3. 雑草を放っておくと賃貸経営に起きること

物件の周りに雑草が生えっぱなしの状況を、世田谷地域(下北沢・三軒茶屋)の賃貸物件でもよく見かけます。草は自然のものなので生えてしまうのは仕方がありませんが、放っておくと賃貸経営にはマイナスです。

お部屋探しの際に、お部屋の立地や設備は良いけど、雑草が生えていて管理状態が悪そうだから候補から外す方がいます。

雑草があると虫が出ることを心配して、物件を諦める方もいるでしょう。オーナー様にとっては空室期間が長くなるので、賃貸経営への影響は小さくありません。

草取りを定期的に行うのは大変ですが、怠ると管理状態が悪くなります。

入居者から「家賃や管理費を払っているのに何もしてくれない」「汚いから同じ家賃できれいなところに引っ越す」といった不満が出ることもあるでしょう。結果として退去が増えるので、賃貸の収益性にも影響を及ぼします。

そのほかに、草取りや樹木の剪定をしないで長く放置すると、草や枝が隣地に越境し、隣の建物を傷つけることがあります。修繕の費用を負担するおそれもあるでしょう。

また、隣地に越境した枝は、隣地の所有者から切るよう求められることがあり、応じないまま一定の期間がたつと、相手が自分で切り取ることもできます(民法233条)。定期的な物件のチェックが必要です。

4. クレームを防ぐ雑草対策4つ

草取りや樹木の剪定を行うとどんなメリットがあるのでしょうか。定期的に草取りを行うことにより、物件の管理状態が良く見えるため、お客様の印象が良くなり成約率が上がります(空室期間の短縮)。

また、入居者も、共用部がきれいだと「しっかり管理されていて安心だから長く住みたい」と感じ、退去が減って収益性が上がります。

実際、今まで敬遠していたお客様に再検討していただき、成約になることもあります。近年、深刻化してきている空室問題も、草取りを含めた共用部の美化で改善されることがあるでしょう。

雑草が増える前に手を打てば、入居者も気持ちよく暮らせます。対策は次の4つです。

対策1. 毎月の巡回で生え始めに見つける

雑草は何度抜いても生えてくるため、草取りは意外と手間のかかる作業です。当社の管理物件では、毎月の巡回の際に雑草のチェックも合わせて行っています。

雑草が少ない生え始めの段階で対応すると、手間を減らせるでしょう。

自主管理の場合も、月に1回など日を決めて敷地を見て回ると、生え始めに気づけます。

対策2. 手作業の草取りと除草剤を使い分ける

根まで取りたい場所や、小さなお子さんやペットのいる入居者が多い物件では、手作業の草取りが向いています。広い場所や、抜いてもすぐに生える場所では、除草剤を使うと手間を減らせます。

除草剤を使うときは、まく前に入居者と近隣へ知らせておきましょう。

住宅地で農薬を使うときは、農林水産省の通知で、周りの住民に散布の日時や薬剤を前もって知らせること、飛び散らないようにすることが求められています。

対策3. 防草シートや砂利で生えにくくする

毎年同じ場所に生える場合は、草を取ったあとに防草シートを敷き、上に砂利を重ねると、日の光が届きにくくなり、雑草が生えにくくなります。敷くときに費用はかかりますが、草取りの回数を減らせます。

シートの端やすき間から生えることもあるため、敷いたあとも巡回のときに様子を見ましょう。

対策4. 管理会社や業者に任せる範囲を確かめる

自分で手入れする時間がとれない場合は、管理会社や草取りの専門業者に任せる方法があります。

管理会社に頼むときは、巡回で雑草を見るだけか、除草の手配まで含むか、除草は別料金かを、契約の前に確かめておきましょう。

当社の賃貸管理では、毎月の巡回で雑草の状態を確かめています。除草の手配や費用は、物件に合わせてご相談ください。

5. アパートの雑草についてよくある質問

Q. 世田谷のアパートは、雑草が伸びやすいのですか?

A. 世田谷地域は建物が密集しているため、ジメジメしやすいのも手伝って、雑草の成長が早くなっているようです。日当たりや風通しの悪い場所ほど、こまめに様子を見ておくと安心です。

Q. 除草剤をまくと、そのシーズンは生えてこなくなりますか?

A. 当社では、雑草が少ない生え始めの段階で除草剤をまいて枯らすようにしています。早めに枯らしておくと、そのシーズンは生えにくくなるためです。

Q. 入居者や近所への影響が心配です。どんな除草剤を使っていますか?

A. 除草剤は環境に優しいものを使用しております。

6. まとめ|アパートの雑草は早めの手入れでクレームを防ぐ

雑草を放置することは、賃貸経営にとって大きなマイナスになります。雑草ぐらいでと思われるかもしれませんが、手入れを怠ると、今後の家賃収入・空室期間・居住年数に影響が出てきてしまいます。

自主管理されている方は、ご自身でこまめに雑草を取るか、費用はかかりますが、草取りの専門業者や賃貸管理会社に頼むとよいでしょう。

除草剤を使う場合は、まく前に入居者と近隣へ知らせることも忘れないようにしてください。

今の賃貸市場では、入居者が入れ替わる度に「空室期間のロス」と「賃料下落のロス」が生じやすくなります。

賃貸経営を安定させるためには、今の入居者に長く住んでもらうために「入居者を出さない管理」が大事になってきています。そこで効果が高いのが、定期清掃や雑草の除去といった、共用部の美化です。

当社ハウスコレクションは、世田谷に密着して20年以上、賃貸管理を行っています。毎月の巡回で雑草や共用部の状態を確かめ、入居者からの連絡窓口も当社に1本化しています。

アパートの雑草や共用部の管理でお困りの方は、お気軽にご相談ください。

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