賃貸物件を自主管理しているオーナー様にとって、その管理業務は時に大きな負担となることがあります。今回は、当社が実際に取り組んだ建物管理委託の事例をご紹介し、管理委託のメリットや具体的な改善効果についてお話しします。
10室からなる賃貸物件で、オーナー様が長年自主管理を行ってこられました。しかし、築年数が経つにつれ、管理業務が複雑化し、将来的な建て替えの検討もある中で、すべての対応をオーナー様だけで行うのは難しい状況でした。
1.現在の自主管理による問題点
① 2部屋で更新手続きが滞っている
② 生活保護を受けている入居者との連絡が取れない
③ 複数の入居者による家賃の振込み期日の不遵守
④ 設備トラブルへの対応が24時間体制でストレスとなっている
⑤ 火災保険未加入の入居者がいる
⑥ 最大2ヶ月分の家賃滞納が発生している
これらの問題が重なり、オーナー様は常に管理業務に追われ、精神的な負担が非常に大きくなっておりました。
2.問題点に対する弊社の対応
① 契約形態の見直し
建物の老朽化と将来の建て替え計画を考慮し、更新を迎える入居者様から順次、定期借家契約への変更をご提案。これにより、将来的な建て替え時の交渉がスムーズに進められるように準備を進めています。
② 連絡が取れない方への対応
更新手続きができていない生活保護受給者につきましては、役所の方にご協力をお願いし、保護費受給日に直接伺うことで、その場で状況説明を行い、後日、定期借家契約への切り替え手続きを進めることができました。
③ 家賃管理の見直し
全入居者様に家賃の支払い方法の変更をお願いし、個々の状況に応じて連帯保証人の変更や保証会社への加入を促進しました。これにより、家賃の収納が安定化し、滞納リスクが軽減されました。また、現況報告書に基づき、火災保険未加入者には新規加入を促し、既存の家賃滞納者に対しては段階的な支払いを提案したことで早期回収を実現しました。
現在では、定期借家契約への切り替えが進み、将来的な建て替え計画に向けた準備もオーナー様と共に進めています。家賃管理の改善により収益性が向上し、急なトラブルへの対応からも解放され、以前は難しかった長期旅行にも行けるようになりました。
3.賃貸管理導入による効果
【オーナー様のメリット】
• 時間的負担の解消: 毎月の家賃チェックから完全に解放され、当社からの定期送金により、安定した収益の確保ができます。
• 精神的ストレスの軽減: 設備トラブルや入居者対応に対する不安から解放されます。
• 専門性の活用: 法的知識や交渉のスキルが必要な困難な事例に適切に対応できる体制が整っている。
【入居者様のメリット】
• 迅速な対応: 設備トラブルなどに専門的かつ迅速な対応を受けることができる。
4.まとめ
賃貸物件の自主管理には限界があり、専門知識や多くの経験を持つ管理会社に任せることで、さまざまな問題をしっかり解決できます。
不動産会社に対する印象は、入居者様やオーナー様によって様々です。当社では、トラブルやお困りごとが発生したタイミングこそ、信頼関係を築くための重要な機会と考え、以下の点を重視して対応しています。
① 丁寧な状況説明と透明性のある対応
② 双方の立場を理解した公正な問題解決
③ 長期的な関係性を考えたコミュニケーション
④ 迅速かつ的確な初期対応で信頼を獲得
当社では、複雑な問題を抱える物件でもトータルでサポートし、オーナー様の賃貸経営をしっかりお手伝いしていきます。
ハウスコレクションの管理内容
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著者名:片桐 亜希美















