【入居申込書】円滑な賃貸経営の為のチェックポイント

入居申込書

「ようやくお客様が決まりそう」そうすると、借主と賃貸借契約を結ばなければなりません。一言で賃貸借契約と言ってもそこには様々なチェックポイントがあります。上手に進めていかなければ、契約目前でキャンセルに・・・なんてこともあります。また、入居後にトラブルになってしまうことだってあります。不動産管理会社によっても対応が違ってくるでしょう。契約前の、申込み時のチェックポイントをご説明させていただきます。入居申込書には様々な情報が記載されています。個人情報が書かれている書類と言ってしまえばそうなのですが、見方によってはお客様の姿が見えて、トラブルを回避するきっかけを与えてくれます。賃貸経営を始めたばかりのオーナー様、また、ベテランのオーナー様もおさらいのつもりでご覧いただければ幸いです。

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【目次】

  1. 申込書の勤務先、職業
  2. 連帯保証人は誰が良い?
  3. まとめ

1. 申込書の勤務先、職業

入居審査

オーナー様が試行錯誤、または努力をされ、ようやく大切な物件を気に入ってくれたお客様が現れました。そうすると、不動産会社からお客様の個人情報が記入された『入居申込書』が送られてきます。

入居申込書には住所、氏名、生年月日、職業、年収、連帯保証人など様々な情報が記入してあります。情報の内容はどこの不動産会社でも、ほとんど相違はありません。

オーナー様が気にされているのはおそらく『年齢』『職業』『年収』『連帯保証人』だと思います。もちろん、若くて、収入が多く誰もが知っているような大手企業にお勤めで、連帯保証人がしっかりしている入居者に住んで欲しいですよね。

でも、そんなパーフェクトなお客様はそうそう居ませんし、それを待っていては、お部屋が埋まらず賃貸経営が成立しなくなってしまいます。そのため、申込み時に注意すべき点を押さえ、入居後のリスクをなるべく抑えることを心がけていきましょう。チェックポイントは2つです。

1つ目は『職業、勤務先、勤続年数』についてです。例えば申込書に○○株式会社、飲食業と記入してあったとします。オーナー様もインターネットなどで調べてみると飲食店を複数経営している会社でした。

飲食業とひとくくりに言っても、お店で調理をしているのか、仕入れをしているのか、店舗開発をしているのか、経理・事務をしているなどによって全く内容が違ってきます。

単純に会社名や業種で判断するのではなく、実際に何をしているのかを知っておくことが重要です。また、勤続年数などからもどれくらいの期間同じ場所で働いているかチェックします。そうすると、お客様のことが想像しやすくなります。

昨今は雇用形態にも派遣・契約社員という働き方が広まってきました。先ほどと同様に、派遣元にお勤めなのか、もしくは派遣先があるのかということを聞いておくようにしましょう。

2. 連帯保証人は誰が良い?

連帯保証人の内容

2つ目は、連帯保証人についてです。賃貸経営の中でも連帯保証人の選定は非常に大切な事柄です。一般的な不動産会社で、連帯保証人になれる方の基準は『親族で収入が契約者と同等にある方』が採用されています。

特に収入は重要視されています。賃貸物件のお客様は20代30代が中心です。30代のお客様の両親は60代になっており、定年される頃でもあります。定年されると連帯保証人の基準を満たすことができず、入居者の兄弟や友人などが連帯保証人になっているケースも多くみられます。

実務の話をしますと、実際に家賃滞納など何か起きたときには、兄弟は両親に比べて対応力が低くなります。友人はさらに低くなります。皆さん、個人の生活があり、他の人の生活を助けられるほど経済的な余裕や心の余裕は無いのです。

無いことが悪いのではなく、それが当たり前なのです。しかし、いざというとき親は子の為には対応してくれるのです、対応してくれる可能性が高いのです。

滞納が起きたとしても、直ぐに対応すれば1ヵ月分で済みます。定年して年金生活でも1ヵ月分くらいであれば対応してくれます。賃貸契約の連帯保証人はお金だけでなく、契約が続く限り契約者と同等の責任を負います。

経済力ももちろん大切ですが、契約者と同等の責任を負うことの覚悟がある人が連帯保証人になってくれることが重要だと思います。必ず両親でなければならない訳ではありませんし、状況によっては両親以外の方が良いケースもありますのでご了承ください。

長く賃貸経営を続けていれば必ずトラブルは起きます。トラブルは家賃滞納だけではないのです。そのときに役に立たないのでは無いのと一緒になってしまいます。機械的に判断するのではなく、入居から退室までを想像した上で考えてみることが大切です。

3.まとめ

入居申込書だけで人を判断するのは非常に難しく、まして性格まで知ることは不可能ですが、その中で申込に際して、必要書類をすぐに提出しない人がいます。こういう人々は慎重さに欠けていたり、いい加減な性格の可能性があると推測できます。そのため、少しでも入居後のリスクを減らすために、お客様の内容によっては保証人を2人取ることや、保証会社を利用してもらうことも必要です。

また、不動産会社によって審査のやり方や考え方が違いますので、オーナー様の方でもある程度知識を持っておかないと、おかしな入居者を入れられてしまったという事になってしまいます。

余談になりますが入居時のトラブル防止のため、可能であれば入居前に物件を一度確認して頂くことをお勧めします。空室期間が長期化した場合や募集期間中は人の出入りがあるので、クリーニングをしていたとしても意外と汚れています。必要があれば簡単に掃除をしておくと良心的です。

また、電球が切れていないか等、不備のチェックをして、入居者を気持ちよく迎え入れられるように準備をしましょう。入居時にしっかりとしていないと、退去のときにトラブルになりやすいのです。オーナー様の良好な賃貸経営のためにも、申込みのチェックポイントと合わせて考えてみてはいかがでしょうか。

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著者名:高山 孝輝

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